ひと手間工夫して機能を高める作業、愛着をもってメンテナンスして長持ちさせる所作、そのひとつひとつが暮らしの一部。
プロジェクトを通して実現した、暮らしを豊かにするちょっとした工夫をご紹介します。

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2013.07.29

余白のレイアウト術_キッチンvol.1『使いやすさ編』

【キッチンコーディネート前】

□ キッチンコーディネート前

こんにちは。石神井台の家、キッチン・ダイニング雑貨コーディネート担当のミゾグチです。

HOWSシリーズの家は、プランニングにおいて様々なところで積極的に「余白」を設けています。
「余白=自ら編集可能なスペース」は、自由な発想で使い方を無限に拡げられる仕掛けです。

特に特徴的なのはキッチン・ダイニングスペース。
しまい込むための収納を最小限に抑え、出来る限りオープンなスペースを確保しています。
隠すことをせず開くことを意識すると、もの選びも自然と変わっていくものです。

ところが、隠すのは扉を閉めてしまえば簡単ですが、開くのはどうしたらいいのかわからない・・・
そんな声をよく聞きます。

オープンな食器棚では雑多に見えてしまう、隠したいものまで出てしまう・・・
その解決方法がわからなくて結局隠すほうを選んでしまう・・・
そんな声です。

そこで今回は、余白のキッチンを開いて使う際のレイアウト術をご紹介いたします。
小さな工夫の積み重ねで、見えているのに雑多でない、隠されていないので使いやすい、
そんなキッチンを実現しませんか。

【キッチンコーディネート後】

□ キッチンコーディネート後

「使いやすいレイアウト」のためのポイント

キッチンで一番大切なことは「使いやすいこと」です。
この使いやすさにとって一番よいのは、使うところに使うものがある、という基本。

この考えに沿ってレイアウトをすると、使うのはもちろんのこと、片付けるのも楽な上、
レイアウトがおのずと決まってくるので難しいことがありません。

1.火の廻りに火の廻りで使うもの
2.水廻りに水廻りで使うもの
3.ダイニングでも使うものはダイニング寄り

と、シンプルに考えていきます。

1.火の廻り

■  コンロ(石神井台ではIHクッキングヒーター)そばにフライパンやおたまなどの調理器具を吊るす
■ 菜箸やへらなどの調理で使うカトラリーはグラスに立ててコンロ近くに置く
■ 調味料のうち卓上における大きさのものはかごにまとめてコンロ近くに置く

【「吊るす」と「立てる」を使い分ける】

□ 「吊るす」と「立てる」を使い分ける

2.水廻り

■ 濡れたものをすぐに置けるよう碗かごをシンク横に置く
■ 生乾きのものでもそのまま片付けられるよう、ざる類は作業台上部の吊るす収納を定位置に
■ 塗れた手、塗れた食器をすぐ拭けるようシンク下前面にタオル掛けを用意

【水廻りは「ざる」や「かご」が活躍】

□ 水廻りは「ざる」や「かご」が活躍

3.ダイニング寄り

■ 食器やカトラリーはキッチンとダイニング両方から使いやすい位置の棚に収納
■ 同じ棚でもキッチン寄りの棚にはキッチンでの使用頻度の高いもの(擂り鉢や琺瑯容器など)を収納
■ マグカップやカップ&ソーサー、珈琲道具や茶道具はもっともダイニングに近い棚に収納

【見えることで子供もお手伝いをしやすく】

□ 見えることで子供もお手伝いをしやすく

もちろん全てを使う場所の至近にすることは困難なので、後は少しずつ優先順位をつけて定位置を決めていきます。

今回の場合、例えば鍋類をコンロ側でなく、シンク側のオープン棚に収納しています。
これは使う時より片付ける時のことを考え、
錆びやすい鋳物鍋を生乾きで仕舞っても大丈夫な通風性の高い位置に置くことを優先しました。

もうひとつ、卓上に置くのに大きすぎる調味料についてはかごにまとめ、キッチン脇スツールに置いています。
こちらは後述する「見た目のよいレイアウト」への配慮、そこでまた詳しくお話します。

【キッチン脇にスツールを活用】

□ キッチン脇のスツールを活用

→余白のレイアウト術_キッチンvol.2『見た目編』に続く

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