ヒント

つくる収納_MUJIユニットシェルフ編

つくる収納_MUJIユニットシェルフ編

HOWS Renoation 「千草台の家」

 横浜市青葉区にある「千草台の家」で、MUJIのユニットシェルフを使い収納をつくってみました。

 

Image_MUJI ユニットシェルフ

▶MUJI ユニットシェルフ(外部リンク)
https://www.muji.net/store/pc/user/homewares/combinable/unitshelf.html 

とにかくシンプルで、サイズ展開が豊富で、パーツが自由に選べアレンジしやすいMUJIのユニットシェルフ。がっつり自分でつくるDIYでも、出来合いのものでもなく、カスタマイズできる自由度がなんだかちょうどいいのです。

 

▶シミュレーター
https://www.muji.net/store/pc/user/homewares/sus/sim-sus.html

まずはWEBのシミュレーターを使って、シミュレーション!はじめは操作にちょっと悩みますが、すぐに慣れます。本体の大きさを変えたり、パーツを加えたり減らしたりするたびに右上に金額が反映され、お財布と相談しながら決めることができるのもいい。

そしてWEBでそのまま購入もできるし、ここでつくったプランをプリントアウトしてお店に持っていくと、MUJIのスタッフの方が相談にのってくれたりもします。(※お店は限定です)

そんなわけで、WEBでシミュレーションしたものを購入し、現場に納品してもらいセッティングしてみました。ちなみに自分で組み立てることもできますし、セッティングまでをMUJIにお願いすることも可能です。

 

まずはキッチンから! 幅86cmのシェルフを横に2台つなげました。今回選んだ高さは120cm。
高さは46cm – 212cmまでの全5種類から選べて、「とにかく収納量を増やしたい」か「すっきりさせたい」で選ぶのがおすすめです。

 

シェルフの中にバーをつけることも。
ここにS字フックをかけて、おたまやシャモジ、木べらなどを吊るせます。棚板の高さは、もちろん自由に調節できます。

 

横からみると。
側面の帆立てもワイヤー状になっているので、フックをつけてモノを引っ掛けられました。

シェルフ自体の素材も何種類かあり、今回使ったのはステンレス。
あたたかい木の家の素材とはっきりコントラストをつけたかったのと、水まわりなので錆びづらい特徴で選びました。今回は採用しませんでしたが、見ためがマットでグレーがかかったスチール(鉄)タイプもあり、そちらのほうがコストはちょっと安いです。

 

そしてキッチンの足元も。
幅58cm、高さ51cmのシェルフの足元にキャスターをつけて、引き出しのように使えるようにしてみました。こちらの棚板はワイヤー状になっているもの。大きなお鍋やフライパンなどを置くと便利そうです。

 

HOWS Renovation 「みたけ台の家」

同じ青葉区にある、すでにお住まいの「みたけ台の家」でも、キッチン背面収納にMUJIのユニットシェルフを使われていらっしゃいました。ここでは電子レンジやトースター、炊飯器を置いたり、カゴをいくつか入れて引出しのようにアレンジされていらっしゃいます。

 

続いてリビング。
大きな庭と続くリビングには、植木鉢や園芸用品を収納できるように、幅86cm、高さ83cmのものを2台。TV台にしてもよさそうです。 

 

続いて2階へ。大きなワンルームの中央に幅86cm、高さ175mのシェルフを2台ずつ背中合わせにおいて、空間の間仕切りにしてみました。
子供が小さいときには、家族みんなの寝室と例えば子供の遊び場・ワークスペースなどに。ちなみに、このシェルフをコの字型におけば、ウォークインクローゼットもつくれちゃいます。

 

近づいてみると。キッチン同様にバーをつけて、こちらはハンガーをかけるクロークに。
モノを隠したいときは、本体にワイヤーなどをつけて布をかけてもよさそうです。

 

裏側へ。ここでは棚板の一枚を勉強机の天板にしたり、DIYでつくった木箱を入れて本棚にしてみました。

MUJIスタッフの方にお話を伺ってみると、最初に購入された方が、何年後かに本体やパーツを買い足すことがたくさんあるそう。家もインテリアも、どんどん手を加えて変えていけるのはいいですね。家に手を加える方法には、『自分でがっつりDIYする』から『工事会社さんに頼んでオーダーメイド』など選択肢にはグラデーションがありますが、このMUJIのユニットシェルフは見ためのデザインだけでなく、「気軽さ」と「自由さ」がちょうどいいな、と思います。

 

 

 

▶HOWS Renovation Introduction
http://domain-rbt-kd01.sakura.ne.jp/hows-renovation.com/intro/introduction/

 『家は住まい手が編み上げるもの。暮らしが凝縮されて、家族の日常がかたちになるもの。
家は手に入れたときが完成品ではなく、未熟なもの。
必要なものは家族の変化とともに日々遷ろう。
豊かな可能性ある空間と、経年により風合いを増し長持ちするハコがあれば、
住まい手がその時々で求めるものを少しづつ加えいくことができる。』

Text: 田中亜沙美(ReBITA)    Photo: 古末拓也   illustration: しゅんしゅん

 

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