基礎知識

"窓"の役割

"窓"の役割

やっと長雨と台風が過ぎ去り、すっかり秋が深まりましたね。

こんにちは、戸建事業部新人のウエノです。
最近は窓からひんやりとした空気とまぶしい朝日で目が覚めます。
今日は、そんな窓について。

日本語の窓の語源は「間戸」。
つまり柱と柱の間の戸という意味。
柱間を壁で埋めるのか、開閉のできるガラス窓にするのかで、家の中の環境が変化しますね。


横浜荏田北の家Ⅱ http://domain-rbt-kd01.sakura.ne.jp/hows-renovation.com/forsale/edakita2

さてそんな窓の役割について。
窓は光や音を通すほか、冒頭のシーンのように、ひんやりとした空気、つまりは熱を通す役割があります。
さらには家の中と外を視覚的に、また窓を開け放つことで空間的に繋げる役目もあります。


日吉本町の家 http://domain-rbt-kd01.sakura.ne.jp/hows-renovation.com/forsale/hiyoshi

今回は、これから冬を迎えるにあたり具体的にイメージのしやすい、窓と熱の関係について考えてみます。
外が寒い日には、エアコンやヒーターで部屋の中を温めますよね。
温めた空気はできるだけ家の中にとどめておきたいものです。

しかし、熱を通しやすいガラスでできている窓を通して、その熱は逃げてしまいます。
特に古い住宅の古いガラス窓は熱を断つ力、いわゆる断熱性に劣るものが多くなります。


△窓の性能や気密性が断熱性能に影響を与えます(写真は改修前)

せっかくの熱が逃げるということは、暖房で熱を生み出し続けなければなりません。
それは、言うならば穴の開いたバケツに水を入れ続けるようなものです。
もちろんその分、光熱費がかさんでくることになります。

このような問題を解決するためには断熱性能の高い窓に交換することなどが考えられます。
窓はガラスの部分とそのフレーム(サッシ)を組み合わせてできているので、それぞれの部分の断熱性能も重要になってきます。
また窓だけではなく、壁や天井、床下などの外と触れている部分の断熱性、気密性を向上させることも同様に重要となってきます。


代沢の家、窓の施工中 http://domain-rbt-kd01.sakura.ne.jp/hows-renovation.com/forsale/daizawa

既存の戸建住宅を改修する際には、住宅の環境性能を向上させることが非常に重要となります。
快適な暮らしのためには住宅のそれぞれの要素の役割を理解することが大切ではないでしょうか。

もちろん窓は熱の逃げ道になっているだけではなく、様々なシーンを生み出す役割を持っています。
外からの光を家の中に入れることで空間を照らし、人々が集まったり。
逆に家から漏れる光で、街に明かりを灯したり。
秋風を家の中に招き、室内の空気をリフレッシュしたりと。


横浜荏田北の家Ⅰ http://domain-rbt-kd01.sakura.ne.jp/hows-renovation.com/forsale/edakita1

普段何気なく開け閉めしている窓も、その役割を見つめ直すことで快適な暮らしを送るヒントを見つけることができるのではないでしょうか?

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