基礎知識

プレハブ工法

プレハブ工法

工場生まれの「プレハブ住宅」。

プレハブ工法は、ハウスメーカーがそれぞれ独自に開発した工法です。
床・壁・天井などの部材をあらかじめ工場生産し、現場では組み立てるだけ。そのため「工業化住宅」とも呼ばれています。
工場で部材を加工するため品質管理に優れ、現場での作業や手間が少なくなるので工期は比較的短くできます。
なかには1~2カ月で完成させるハウスメーカーもあるほど。
工期が短ければ費用も抑えられるので、確かに合理的な工法といえるでしょう。
ただ、工場で均一に生産するためデザインや仕様があらかじめ決められていることが多く、設計の自由度は低くなりがち。
プランのバリエーションもメーカーによってまちまちです。
また、メーターモジュールで切っていくため不整形地や狭小地の場合ロスが生じる可能性や、
クレーンが入れない奥まった敷地では建てにくいなど、用地に制約がある場合もあります。

特に、注意が必要なのは、改修時。
プレハブ住宅はハウスメーカーが独自に開発した「個別認定工法」で建てられています。
「個別認定工法」というだけに、構造の検証が建てたメーカー以外では難しく、他の業者では構造の解析ができず、
改修などに対応できないことも。
さらに、メーカー以外の業者が改修を行うとアフターサービスが切れてしまうケースもあるので
必ず確認するようにしましょう。

■プレハブ工法のメリット■
  • 部材が工場生産のため品質管理しやすい。
  • 工期が短く、一般的にローコスト。
■プレハブ工法のデメリット■
  • プランのバリエーションはメーカーしだい。
  • 建てたメーカー以外では構造検証が難しく、
    他の業者が改修に対応しにくい。

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