レポート

祝!HOWS第一号物件誕生!

祝!HOWS第一号物件誕生!

こんにちは。リビタの西川です。

今回はうれしいご報告です。 
かねてより石神井の物件についてブログでご紹介していましたが、
先日入札が執り行われ、入札の結果・・・ 
無事に落札することができました! 
記念すべきHOWSの第一号物件の誕生です!

プロジェクトが発足してから早6ヶ月、素敵な物件に出会ってもなかなかご縁に恵まれず気持ちばかりが逸る想いでしたが、いよいよ実プロジェクトとして始動します。 
ほっと一安心する想いも束の間、怒濤の契約作業に翻弄されっぱなしでしたが、引渡しも無事完了し、今後はみなさまにもより詳しい情報をご提供して参ります。

この「HOWS LAB」では、戸建をリノベーションするにあたって、「手に入れてから手を入れるまでの楽しさ」はもちろん、「どんな工程で進めていけばいいのか」「どんなところを注意すればいいのか」などなど、 
実際の工事の様子を通じて疑似体験していただけるよう、【土地と建物】の表も裏も、お伝えしていきたいと思います。

さて、今回は商品企画の様子を少しご紹介します。

まずはメンバー全員で現地にてゾーニングについて意見を出し合います。 
「やっぱり南側の庭が魅力だから、庭を活かして縁側風のリビングなんかいいんじゃない?」 
「車3台置くこともできる形状だから、庭の使い方も限定しないで庭にも車庫にもできる選択肢があってもいいね」 
「1階の和室部分を庭とつなげて、思い切ってガレージ風ノフリースペースにするのはどう?」 
「2階が開放的で明るい空間だから、思い切ってリビングを2階にもってきてみてはどうかな!」

図面や模型だけではわからない環境と建物の関係を現場で空間を体感しながら、これまでマンションリノベで培ったノウハウを注ぎ込みながらも戸建ならではの土地のつながりや空間の可能性を追求して既存建物の魅力を引き出すヒントを探していきます。

こうして石神井台プロジェクトのコンセプトを練っていきます。 
大切にすることは「Long Life Renovation」という考え方です。 
住まう人が愛着を持って大切に住みこなしていくことで、経年とともに味わいを増す家。

「空間」「素材」「構造」の3つの要素を大切にしながら、住まう人がライフスタイルに合わせて手を入れながら自分らしく暮らしていけるハコをご提供したいと考えています。

素材はそのためにカスタマイズがしやすいこと、メンテナンスしやすいことと同時に、経年によって風合いを増す素材を選んでいきます。

【古材を利用したテーブル】

【工場を改修した店舗の床材】
住み始めた時が完成形ではなく、過ごした時間の分だけ熟成していく素材を選ぶことも
愛着を増す仕掛けのひとつです。 
マンションの場合は、隣接住戸や共用部への影響を回避するために、
防水性能や遮音性能向上のために素材や工事内容が限定されることもありますが、
木造戸建の場合は自由度が高いのも魅力です。

現在検討している間取りはこちらです。

<既存間取り>

【before1階】

 

【before2階】

 

<変更後プラン>

【after1階】

 

【after2階】

1階にあったリビングとキッチンは思い切って明るくて気持ちの良い2階に移動しました。 
小屋裏を解放できれば高い天井が解放的な大空間になります! 
空調効率を向上するための断熱性能も改修していきますので、
従来の木造戸建のような「夏は二階が暑くて、冬は隙間風が寒い」といった短所も解消していきます。

こんなリビングにはきっとエアコンよりアラジンのようなストーブが似合いそうです。

はじめは一つの大きなリビング空間ですが、家族の成長に合わせて将来居室を増やすこともできます。

<居室を追加した間取り>

【居室を追加した間取り】

たとえば1階に2室追加したり、

2階のリビングを居室にしたり。

1階には独立した寝室が2部屋あり、庭につながっています。 
元々和室だったスペースは、一部を土間にして半分室内、半分屋外とつながるような空間として利用できる様にしました。 
自転車や植栽などをディスプレイしてみたり、家族みんなで利用できるフリースペースとして工具やミシンなどがあるDIY空間にしてみたり、はたまた仕切って寝室にしてみたり。。 
使い方を限定せずに、住む人によって用途を自由に設定できる余白としています。

1階は居室にしたので、雨戸を取り付けることで防犯性もカバーします。

浴室などの水廻りは1階の階段裏に設けています。 
ここは北側で建物の中でも一番暗いところなので、できるだけ仕切りは設けずに明るく解放的になるよう、浴室と洗面室とトイレが一体となった空間をゆるく仕切るようにしました。 
既存のプランは壁や建具できっちり仕切ることでそれぞれの空間の独立性は確保されていましたが、一方で暗くて圧迫感のある空間になりがちな上、建具や扉の軌道のデッドスペースや廊下部分が増えてしまい、有効な面積を消費してしまいがちでした。 
間仕切りは必ずしも建築的に仕切る必要はなく、布などでゆるく仕切ることで広く豊かな空間になることもあります。

水廻りのレイアウトが自由なところも戸建ならではの魅力ですね。

近隣の方へのご挨拶も終え、いよいよ本格的にプロジェクト始動です! 
安心してお住まいいただけるように構造についてもしっかりチェックして行きます。 
HOWSホームページの「住まいの基礎知識」も是非ご覧ください。

URL
http://domain-rbt-kd01.sakura.ne.jp/hows-renovation.com/knowledge/

その他、おすすめのラボ情報を見る