ひと手間工夫して機能を高める作業、愛着をもってメンテナンスして長持ちさせる所作、そのひとつひとつが暮らしの一部。
プロジェクトを通して実現した、暮らしを豊かにするちょっとした工夫をご紹介します。

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2013.08.23

暮らしの道具を選ぶ_vol.1『台所の道具編』

こんにちは。
石神井台の家、キッチンスタイリストのミゾグチです。

前回、余白のキッチンのレイアウト術をご紹介した際に
(→vol1,vol2参照)
見た目をよくする最終的な決め手は「物」自体というお話をさせて頂きました。

私自身いつも、生活の道具は物語があるものを選びたいと思っています。
台所の道具でもそれは同じです。
民芸と称される昔から日本にあったかごやざる。
実家の母が便利と愛用していた道具。
素晴らしい開発秘話のあるプロダクトや、往年の名品として優れた使い心地のもの。
良い道具と出会えば、日々の料理も手早くなり、
少し手間ひま掛かる丁寧な料理も道具が手助けしてくれます。
そこで今回は、オススメの台所道具を数点、ご紹介したいと思います。

「柳宗理の台所道具」

「デザインによって造るのではなく、造ることによってデザインが生まれる」
という考えのもと、
実物大モデルをつくり模型の試用を重ねることで誕生する柳宗理デザインは
まさに用の美のフォルム。
例えば楕円がかったカタチのおたまは注ぎやすく、
継目のないステンレスで衛生的。
ミルクパンは家族の一日のお味噌汁作りに最適の大きさで、
左右の注ぎ口の湯切れがよくそのままお椀に汁を注ぐこともできます。
ボールやざる、カトラリーに至るまで、使いやすく洗いやすいオススメの品々です。

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「野田琺瑯」

シンプルで実用的なデザインのホワイトシリーズ。
サイズを変えていくつか持つと冷蔵庫の保存食材がすっきり収まります。
臭いうつりがなく衛生的な琺瑯の特徴を活かしてできた「ぬか漬け美人」は
冷蔵庫保存でぬか床管理が簡単にでき忙しい方にもオススメの一品です。

琺瑯は直火やオーブン、IH(※一部非対応)にも対応しているので、
材料の保存⇔加熱調理⇔そのまま食卓・・と
1つの容器でおこなえるのも魅力の1つです。
例えば持ち手付ストッカーを使って
1~2日分の出汁を煮出しそのまま冷蔵庫でストックするという便利な使い方も。
この機会に自宅で出汁をとってみるのもいいですね。

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「フライパン・鍋のこと」

料理によって使い分けるフライパンと鍋。
その中でも特にオススメなのがこちらの4点です。

A/双葉工業片手フライパン
料理研究家有元葉子さん監修により、
そのままオーブンに入れられるよう取手が短く作られたこちら。
鉄製の良さを活かしつつエンボス加工により焦げ付きにくくしたり、
深さを持たせこぼれにくくしたりと工夫が凝らされています。低価格なのも魅力。

B/ダンスクの鍋
デンマーク生まれのダンスク。
北欧らしいシンプルで温かみのあるデザインにはファンも多く、
赤や黄色など何色もの鍋を持つ人も多くいます。
こちらのデザインは食卓へそのまま出すのに映えるばかりか、
クロス型取手の蓋が実は鍋敷きになるという優れた実用性も兼ね揃えています。

C/ストゥブ
鉄鋳物鍋の代表格、ストゥブ。
蓋の特殊な構造により食材の水分量がアップ、
素材本来の旨味を引き出すことができます。
オーバル(楕円)型があることも魅力。
アクアパッツァなど魚まるごと1匹を入れる料理もきれいにおさまります。

D/無水鍋
名前の通り無水調理が可能な鍋。
1954年誕生のベストセラーで、親子三代使用という話も少なくありません。
蒸す・煮る・茹でる・炊く・炒める・焼く・揚げる・オーブン代わりなど
あらゆる使い方ができる上に蓋もフライパンとして使用可能な優れものです。

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「蒸篭(せいろ)」

蒸し調理器具の代表選手、せいろ。そのまま食卓へ出し、
蓋を開けた瞬間のふわっと立ち込める湯気・・その幸福さはやみつきになります。
使用後はしっかり乾燥させるのが長持ちの秘訣。
吊るす収納やオープン棚への収納がオススメです。

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「ざる・かご」

もともと農作業や生活の必要道具だった
日本のかごやざるは民芸品
(※一般民衆の生活の中から生まれた、素朴で郷土色の強い実用的な工芸?のこと)の代表格。
野菜や果物を入れる他、料理に使用したり、雑多なものを収納したりと
使い方は様々です。
ここではオススメを数点ご紹介します。

A/米研ぎざる
米研ぎのために生まれたざる。
あたりがやわらかいので米が割れることなくやさしく研げます。

B/御用かご
昔なら酒屋さんが荷台に乗せて商品を運んでいたような、
重たいものもたくさん入れられる丈夫なかご。
収納に重宝します。

C/碗かご
洗った食器を乾かす水切りかご。
ステンレス製などにない温かみがあり、空間になじみます。

D/弁当かご・文庫
昔ながらの弁当ばこ…といった風情のこちらのかご、
大きさが大きくなると小文庫、中文庫…などと呼びます。
汎用性が高く裁縫道具や薬入れ、子供のおやつ入れなど
大きさやライフスタイルに合わせて使い勝手を変化させられます。
蓋を収納として使えるのも便利。

E/ざる

野菜を洗ったり干したり、そばやパンを盛ったり。
生活シーンに合わせて多目的に使えます。
一部淵の切れた「みざる」は盛ったものをこぼさず移し変えるための機能がカタチになったもの。
まさにざるとは民芸品ですね。

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「擂り鉢・擂り粉木(すりばち・すりこぎ)」

一家に一台の調理道具といえばすり鉢とすりこぎ。
使う料理の代表格といえばごま和えです。
ごまは擂ったほうがその高い栄養価を多く体内に吸収できるので、
「擂る」の一手間はとても大切なのです。
ほうれん草のごま和えやきゅうりのごま和え・・
そのまま食卓に出せるよう器としても魅力的なすり鉢があると重宝しますよ。

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「びん類」

台所では色々なカタチでびんが活躍します。
果実酒を漬ける、米びつにする、調味料を入れる・・
大きさや機能によってその用途は多様です。
果実酒用にオススメなのはセラーメイト 取手付密封びん。
意外と重くなる液体の保存に取手付きは重宝します。
塩や砂糖など良く使う調味料入れにオススメなのはボルミオリロッコ ガラスフィドジャー。
ゴムパッキンで気密性は保ちながらも留め金がない蓋は、
忙しい料理中片手で開けられとても便利です。

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