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2012.07.14

地震国ニッポンの家_その1

中古住宅の耐震診断法。

■耐震診断とは

耐震診断とは、主に日本に一番普及している木造軸組工法について現行の構造基準によって建物の耐震性を確認することです。
現行の耐震基準は1978年の宮城県沖地震後に大幅に見直され、1981年に大改正されました。
新耐震基準で建てられた木造住宅は阪神大震災でも被害が少なく、おおむね妥当と考えられています。
現行の構造基準で建てられている場合も、劣化などが不安な場合は耐震診断したほうが安心です。
現在、プロが行う木造住宅の耐震診断の基準は「木造住宅の耐震診断と耐震補強」(一般財団法人 日本建築防災協会)が広く利用されています。
診断の方法には「一般診断法」と「精密診断法」の2種類があり、いずれも耐震補強の必要性を診断するものです。

■「一般診断法」で判定

一般診断法では、内装材や外装材を剥がしたり、建物を壊すことなく診断を行います。
もともと「耐震補強をするかしないか」の判定に用いられる方法ですが、
この一般診断法だけで耐震補強設計に進むことや、改修後の耐震性診断に用いることもできます。

木造軸組工法の診断の方法は、建物の構造、屋根や外壁の重さ、壁の強度、
また壁がどこにどの程度入っているかなどを、平面図や仕上げ表などを元にチェック。
設計図書が保存されている必要がありますが、簡単に診断ができる方法です。
設計図書がない場合は、まずは現地調査をして設計図を作ることになります。
より詳しく診断するには精密診断法がありますが、場合によっては内装材を剥がすといった破壊検査も必要になります。
現在では、一般診断法で充分とする考え方が主流になっています。

特に、注意が必要なのは、改修時。
プレハブ住宅はハウスメーカーが独自に開発した「個別認定工法」で建てられています。
「個別認定工法」というだけに、構造の検証が建てたメーカー以外では難しく、他の業者では改修などに対応できないことも。
さらに、メーカー以外の業者が改修を行うとアフターサービスが切れてしまうケースもあるので必ず確認するようにしましょう。

【参考サイト】
●一般財団法人日本建築防災協会
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/index.html

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