緑と向かい合い、とけこむ。

豊かな緑、のどかな光景が広がる大きな池。
自然豊かな公園に寄り添うように建つ、「武蔵関公園の家」。
窓は緑で埋め尽くされ、まるで都会を離れて森の中で生活しているかのよう。

公園に向かって建つこの家は、四季の移り変わりとともに暮らせる家。
芽吹く春。木々が青空へ伸びる夏。
色づく秋。木枯らしに舞う枯葉の音と匂いを楽しむ冬。

休日には散歩をしたり、のんびりボートに乗ってみたり、
秋にはどんぐりや松ぼっくりを拾ってリースを作ってみるのも楽しそう。

窓際のデスクに座れば、目の前で葉が揺れ、鳥が行き交う。
バルコニーでくつろげば、空と緑を眺めながらプライベートなくつろぎ感を楽しめる。

日々、豊かな緑と向かい合い、匂いや移り変わる色を楽しむ。
「公園の隣に暮らす」というよりも、その豊かな自然に「溶け込んで暮らす」と言いたい。
それくらいの“豊かな緑”と、”距離感”です。

plan

２階建てのこの家は、階段を中心に１階に洋室と水回りを、２階にリビング・ダイニング・キッチンをぐるりと配置した間取りです。

そこへ、位置を低めにしたロフトや、天井高が高く開放感のあるリビングなど、家の中を立体的に使える仕掛けがあふれています。
住まい手がその時々で色々な使い方を許容できるとともに、視覚的な抜けや光と風の通り道をつくる役割も果たします。

１階の[洋室1]は、家族構成の変化などに応じて、２室に分けて使うことも可能です。

木のぬくもりとやわらかい光

色々な木材を使っているため、それぞれに表情が見えます。
また、間接照明や調光ができる照明を使うことで、気分や時間に合った空間を演出できます。
既存建物を活かした梁や屋根形状と照明光の組み合わせが、暮らしを彩ります。

内装の仕上げを木素材や塗装とすることによって、将来にわたり住まい手が自ら手を入れることができるようにしています。
棚をつけたり、大きなアートを飾ったり。
キズや汚れがついたとしても味になり、時には自ら塗装するなど、暮らしながら関与していける素材でできたシンプルなハコです。