Introduction

家族が自然と集まる場所は、キッチンと向かい合う大きな窓辺のダイニング。
なだらかな高台からの眺め楽しみながら過ごす食卓。

とっておきの居場所である窓辺では
ゆっくり本を楽しむ。
家族が寝静まったころ、キャンドルをともして月や星を眺める。
子供たちが宿題をする。お絵かきを楽しむ。

思い思いの使いみちで心地よく過ごせるこの窓辺を、
家族の帰りを優しく見下ろす場所に。

斜めに構成された、空間が重なり合う家

将来の家族構成や暮らしの変化にも対応できるような設計となっていますが、平面ではお伝えしきれない魅力を、写真を使いながらご紹介します。

玄関を入ったスペースは、来客を温かく迎えるリビングと一体の土間仕上げに。

土間から臨むリビング。

リビングから一段下がったキッチン。

その先には大きく切り取られた窓が開き、光を取り込み、居心地の良いベンチにもなっています。

上部方向には抜けを作り、重ねられた層が見える面白さと、
他の空間をのぞき見するようなワクワク感が生まれています。

およそ19帖のリビングは、玄関でもあり、リビングでもあり、アトリエにもなりそうな、自由に編集できる場所。
家具などで仕切って使ってもよいですし、
背の低い家具だけで、広々と視線を遮らずに使っても気持ちよさそうです。

2階のこの部屋は、ヨットの操舵室にあたる、先端部に位置する部屋。
コーナーサッシが気持ち良い、書斎などのプライベートスペースとしてとっておきの空間です。

もともと和室だったこの部屋には、吹き抜けとの間仕切りに障子を採用しています。
吹き抜けの上に設けられた天窓からの光をやわらかに届けます。

２階のバルコニーに出ると、穏やかな街並みが見えます。

2階反対側にはもう一室、広めの洋室があります。

将来的に子供部屋が必要になったり、個室を増やしたいときには、間仕切りを設けて２室に分けて使えます。