2019年度 グッドデザイン・ベスト100受賞

2019年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）において、八雲の家が「グッドデザイン・ベスト100」を受賞いたしました。本プロジェクトは工業化住宅の性能向上を含むリノベーションであり、「良質な社会ストックの実現」という想いを共有するプレイヤーとの協業により実現したものです。

審査員による評価コメントなど、以下リンク先よりご覧ください。

受賞詳細ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/49323
※旭化成ホームズ株式会社との共同受賞です。

プレスリリースはこちら(ReBITA)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000008644.html

リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019｜特別賞受賞

木々が揺れる風景を切り取る窓のある大空間

リビングの窓の外には豊かな緑が見え、都心に近い立地ながら自然に囲まれた別荘のように感じます。
大きな公園と生産緑地の間に建ち、緑豊かな環境にあります。

築25年の鉄骨造の建物をリノベーションするにあたり、その環境と2階の大空間から享受される心地よさや寛ぎの意識を保ちつつ、対して、解体されて現れた鉄骨の躯体の存在感との共存を図るため、新たに加えた素材で調和を取りました。

家族との時間、友人を招いてのひと時。喧騒を離れくつろぐ時間も。
この空間は、大切な日常に寄り添い、長くパートナーとして特別な日々を共に歩みます。

Scene

解体して現れた鉄骨の構造体の荒々しさを、木のルーバーを配することで空間のバランスを取っています。開放感と、素材とデザインの美しさとを感じられる大空間です。

隣地の緑をのぞむリビング。都心に近い立地ながら、自然に囲まれた別荘のように感じます。

Loft

Entrance

１階廊下部分の壁面は、あえて合板仕上げのままとしています。棚を付けたり、インテリアアクセントを配すなど、住まい手が自由に編集できる余地を残しています。

リビング奥側にはもともと和室があり、掘りごたつが設えられていました。その場所の床はあえて名残を残し、スノコ張りとし、下階のエントランスに光を落とす間としています。

Story – Before

築25年、大手ハウスメーカー設計・施工の注文住宅です。リビング・ダイニング・キッチンは独立できる間取り。リビング隣には和室が続き、掘り炬燵が設えられていました。

Story – Skeleton

既存の内装が解体され、スケルトンになった状態。重量鉄骨造だからこその柱の少ない大空間です。