事例(販売済)

変わらないことの価値と、変えられることの価値

赤堤の家

※おかげさまで、本物件の販売は終了しました。

 

所在地:東京都世田谷区赤堤4丁目
交通:京王線『下高井戸』駅徒歩10分、または東急世田谷線『松原』駅徒歩5分、小田急小田原線『経堂』駅徒歩14分

写真PHOTO

コンセプトCONCEPT

Introduction

空へ大きく伸び育ったケヤキの木を抱き、静かに佇む一件の邸宅。

 

耳を澄ませばいつも木の葉のさざめきが聞こえ、
床に、壁に、木漏れ日が差し込み、光が揺れる。

 

この木の成長と共にこの地で過ごしてきたこの家。
しっかりと堅牢な躯体を持ち、これまでも、そしてこれからも、住まい手を守り続ける家。

 

長い年月をここで過ごすということ。
それは、時代の変化、家族構成の変化、住み方の変化も受け入れられるということ。
変化を受け止める器として、この先もずっと寄り添えるように、空間を再構成しました。

 

この家が一番初めに建てられたときから続くストーリーと、これからの住まい手を結び、
ここからこの家の第2章が紡がれていきます。

 

RC造の建物を引き継ぐ

かつての新築時、とある建築家によって丁寧に設計されて作られた鉄筋コンクリート造の注文住宅。その建築家の方が大手の設計事務所から独立直後の、思い入れのある建物なのだそうです。
細部までこだわりの詰まったその家を、かつての住まい手は愛着を持ってお暮らしでした。

 

敷地面積178.3㎡、建物面積238.85㎡。邸宅と呼ぶにふさわしい佇まい。地にしっかりと腰を下ろし、中にいると守られているとさえ感じます。
壊すことも大変な鉄筋コンクリート造の構造は、建物全体をしっかりと支え、朽ちることなく長い歴史を歩み続けられるもの。

しかし、中古住宅の流通の現状の中では、住まい手の暮らし方の変化に対応しにくいところがある場合、手放されたり、取り壊されてしまったりすることが多くなっています。
ここで時間を紡いできたこの建物の持つ価値を次の住まい手へつなぐため、空間の作り方を一度見直しました。住まい手にゆだねる余白をつくること。可変性のある空間構成とすること。そうした再構成により、ここからまた長く価値が紡がれていくようにと考えました。

 

大きなシンボルツリーとなっているケヤキの木と共に、これからまた何十年と長い時間を過ごせる家です。

 

Living Dining Kitchen(約26.5帖)

 

RCの建物でありながら木のぬくもりを感じられるLDK。

 

Balcony

 

ルーバーを配して、眺望と視線をコントロールしています。
左手に見える家具は、今回の工事に合わせ計5台を製作したもの。
軽く仕上げているため、家の中でも外でも持ち運んで自在に使うことができます。
ベンチとしても、棚としても使ってもよい、フレキシブルな家具です。

素材が共存する階段部

 

室内を構成する素材は、木、スチール、ガラスといったシンプルな素材。
いわゆる高級な華美な材料ではなく、長い年月の中でいつでも手に入る普遍的な素材を選んでいます。
階段回りはそうした素材が集まり、様々な表情を見せています。

 

 

家の中心にある階段を軸に、各空間がスキップフロアでつながっています。
階段回りには、ワークスペースのように使える場所など、人が自然に集まる”居場所”が点在しています。

 

ハイサイドサッシからケヤキの木を通して木漏れ日が落ちる洋室

住まい手にゆだねられた空間

 

1階の約18帖+約6帖の空間は、住まい手へ使い方をゆだねた空間です。
玄関から近いため、事務所やサロンのような使い方もできますし、第2のリビングとしてゆとりの空間とすることも、または2室に分けて子供部屋や寝室・客室して使うことも可能です。
ゆとりある空間だからこそできる、その人らしい使い方を描ける場所となっています。
そして、何年か住むうちに家族構成の変化や暮らし方の変化が出たときには使い方を変えていける場所でもあります。

シンプルな素材と線で仕上げた洗面室・バスルーム

外壁から続くレンガと様々な素材、そして光。玄関を入ると迎えるシーン

パートナーPARTNER

設計パートナー: POINT 長岡 勉+OUVI

 

大きな木を抱きかかえた家
この家は大きなケヤキの木を正面に抱きかかえています。木の脇を通ってエントランスホールを抜け、ホールと一体になった階段室を登って2Fに上がると、部屋の中というより外にいるような開放感を感じることができます。
また、建物の周りもツタや隣地の緑に囲まれています。この環境を最大限にいかして、家のどこにいても緑を近くに感じられる開放的な家づくりを目指しました。

 

 

内路地のような階段室
建物の中はエントランスホールと階段室を中心にスキップフロアで各部屋が段階的に繋がっています。内部の大きな特徴であるこの場所を、外部のように開放的な内路地に見立てています。内路地は、ベンチや縁台を置くことで、気持ちの良い居場所になります。それぞれの部屋の“あいま”にある場所を大切にすることで、人が自然と集まるような場をつくります。

 

余白のある家
大小様々な部屋が階段を介してゆるやかにつながる家なので、くらしの変化に合わせて家の使い方も変化していくことを想定しています。
2Fと1Fで2世帯で暮らすことも、仕事場として使うことも可能なので、元の家の良さを生かしながら住み手の創造力を受け止める余白のあるプランを計画しました。

 

 

(POINT 長岡勉)

プランPLAN

地図MAP

◆京王線『下高井戸』駅徒歩10分
◆小田急小田原線『経堂』駅徒歩14分
◆東急世田谷線『松原』駅徒歩5分

<販売終了につき地図は非掲載としております。>

これからの住まいのありかたにふさわしい選択、資産性を高めるしくみAssets

■第三者機関の建物検査を実施(フルスケルトン検査)
優良な既存建物(ストック)を、第三者機関による検査を経て、修繕、再生しています。

■耐震基準適合証明書を発行
建築士や指定性能評価機関などの第三者機関により発行される、建物が現行の耐震基準を満たしていることを証明する書類です。

■長期優良住宅に認定(予定)
長く良好な状態で暮らせる住まいの普及に向けて施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」を受けて、「耐震性」「可変性」「維持管理・更新の容易性」「省エネルギー対策」「良好な景観の形成」などの指標から「長期優良住宅」としての認定基準が策定されており、それらに適合していることを行政(世田谷区)に認定されています。

■BELS★★★★★認定(予定)
BELS(ベルス)とは、”Building-Housing Energy-efficiency Labeling System”の略称で、「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」(国土交通省告示)に基づき、新築・既存の建築物において、第三者評価機関が省エネルギー性能を評価し認定する制度です。
5段階でなされる評価のうち、本物件は最高評価の5つ星の認定を受けています。

■2020年から新築で義務化される予定の断熱性能
すべての開口部をペアガラスへ交換、床・外壁・屋根面等の断熱改修を実施。
その上で、EU各国では取得が義務化されている「家の燃費性能」を表示する証明書(エネルギーパス)を発行。

■既存住宅売買かし保険へ加入
検査と保証がセットになった保険制度に加入、それによって既存住宅の住宅ローン控除の利用が可能です。
(最大400万円・10年間 ※各種条件あり)

■住宅履歴情報の蓄積、長期修繕計画の策定
(社)リノベーション住宅推進協議会の基準にもとづき、検査・工事についての情報や長期修繕計画を住宅履歴として蓄積。

物件概要OUTLINE

物件名称
赤堤の家
所在地(住居表示)
東京都世田谷区赤堤4丁目
交通
京王線『下高井戸』駅徒歩10分、または東急世田谷線『松原』駅徒歩5分、小田急小田原線『経堂』駅徒歩14分
権利形態
土地:所有権、建物:所有権
構造・工法・規模
鉄筋コンクリート造スレート葺
販売価格
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敷地面積
178.3㎡(登記簿)※私道負担面積含む
建物面積
240.97㎡、地上3階建 ※登記簿(1階:92.05㎡、2階:86.82㎡、3階:62.10㎡※備考参照)
建物規模・面積について:登記上は3階建となっていますが、現況は地下1階地上2階建ての状態であり、地下1F部分の面積が3階面積として登記されています。
私道負担面積
23.83㎡
接道・道路幅員
西側幅員5.89mの公道に約11.68m接道、南側幅員3.81mの私道に約10.88m接道
主たる設備の概要
電気/東京電力、ガス/東京ガス、水道/東京都水道局
地目
宅地
用途地域
第一種低層住居専用地域
建ぺい率・容積率
60%・150%
建築年月
昭和57年12月新築
リノベーション工事会社
株式会社英建設
リノベーション工事竣工
平成29年10月
現況
--
引渡し
--
取引態様
売主
photo
長谷川健太
更新日
2018/02/26
次回更新予定日

売主・広告主:株式会社リビタ
宅地建物取引業者免許 東京都知事(3)第84602
一級建築士事務所 東京都知事第51167
(社)東京都宅地建物取引業会会員
東京都目黒区三田一丁目12番23号
TEL 03-5656-0080

お問い合わせCONTACT

株式会社リビタ
担当:桜庭・鈴木
営業時間
10:00-19:00
定休日
火・水・祝
電話
0800-300-1296(フリーコール)
メール
fs@rebita.co.jp

フォトアーカイブ

After

施工中

解体後

Before

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